ペットとして飼える
フクロウはペットとして飼うことは認められており、飼育環境さえ整えれば、誰でも飼うことは可能です。
ただフクロウは猛禽類であり、他の生き物を補食するので飼うのは容易ではありません。
日本産のフクロウを捕獲して飼うことは認められていませんので、海外から輸入した個体や、その個体から繁殖した個体を飼うことになります。
・餌の準備
ますは飼うとしたら餌の準備をしないとなりません。
夜行性の猛禽類であり、餌は新鮮な生肉を与えます。
ラットやヒヨコ、ウズラなどのヒナを一口大に切って与えるので、まずはこれが飼い主としてできないとなりません。
血からビタミンなどと、骨からカルシウムを摂取し、内臓などは食べないので、取り除かないとなりません。
この処理ができない方は、処理済みの餌を買って与えるべきです。
ヒナなどをそのまま与えても、フクロウが勝手に捕食して食べてくれます。
飼っているフクロウは、飼い主が餌の処理を苦手としてあまり行なわず、与える量が少ないと餓死することも多いです。
フクロウを飼うとしたら、餌やりを十分に行えるか考えないとなりません。
・十分な飼育空間
フクロウをゲージに入れると小さいスペースではストレスを溜めますので、水浴びスペースも含めて100cm以上は幅があった方が良いです。
できれば室内で放し飼いにするのが一番良く、汚れてもすぐに清掃できるような環境にすると良いでしょう。
ストレスを溜めないようにさせるには、生まれ育った環境に近づけるのも大切であり、気温や湿度、さらには止まり木も配慮すべきです。
ただ1つ部屋を与えて放し飼いをすると、その部屋を自分のテリトリーと意識しますので、飼い主の生活スペースとしては使うのは難しいです。
フクロウは自分でくちばしなどの手入れをしますので、飼い主がとくにこれと言って手入れは必要ありません。
室内で飼う場合は、窓を開けているとそこから逃げることがあるので、それには注意しましょう。
今まで飼われていて、餌も与えられていたフクロウが、窓から逃げて戻る場所をわからなくなり、野生となっても、自分で餌を取れるとは限りません。
特に飼って時間が経ち慣れてきたときには、油断して窓を開けて逃げてしまうこともあります。
体重はつねにチェックする
フクロウは、体重管理のための体重計は必要です。
小型のフクロウであるほど、体重の増減で大きく体調が変化し、体の不調があっても、飼い主に訴えることはできません。
毎日体重は測定してあげて、体調管理をしてあげましょう。
部屋の気温もフクロウの体調には大きく影響し、温度と湿度の管理も必要です。
寒い冬には部屋を暖めるようにして、ヒーターなどを使って温めてあげましょう。