針があるけど可愛い
ハリネズミは、最近ではペットとして飼う人も多くなっている動物です。
体に無数の針を持っている生き物ではありますが、飼って慣れさせると手に乗せるようなこともできるようになります。
小さくてぬいぐぬみのように可愛いですが、やはり飼うとなると慣れさせるまでが大変です。
多くの個体は警戒心が強く、穏やかな性格の個体もいますが、警戒心が強すぎると、触られるとストレスになるので、病気になりやすい傾向にあります。
もしも触れあいたいという目的で飼うならば、ペットショップなどでは穏やかで人なつっこい性格の個体を選ぶと良いです。
・健康状態
ハイネズミを飼うときは、健康状態のチェックも欠かせません。
目やにが出ていないか、鼻水やくしゃみはしていないか、足など体に怪我はないかなどを確認します。
耳がかけているなどの個体は、飼育環境が悪く、喧嘩などした形跡があります。
可能であれば食事の時間にお店を訪れて、食事の様子も見た方が良いでしょう。
食欲は健康のバロメーターであり、元気に餌を食べて、また目当てのハリネズミを手に持ったら、ずっしりと重くて体重があることも確認します。
実際に家で飼うとなると、その前には、近くの動物病院を探し、ハリネズミの診察はできるかどうか確認しましょう。
やはり動物を飼うとなると、病院にお世話になることもあり、動物病院によっては、ハリネズミは診察できないというところもあります。
飼育環境
ハリネズミを飼うとなると、さっそく飼育環境を整えないとなりません。
夜行性の動物であり、元々熱帯の岩場や草が茂った場所で単独で生活しており、非常にデリケートで臆病な性格です。
嗅覚と聴覚が鋭く、ニオイで飼い主を覚えることもでき、記憶力もあるので、トイレを覚えさせることも可能です。
単独行動を好むので飼い主になれるには時間がかかり、まず最初は少しずつ慣れさせないとならず、急に何度も触ったりするとストレスになります。
飼い主が触ったり手に乗っけても大丈夫なようになるまでには、相当な時間がかかります。
夜行性であるために、休みの日などの日中はほとんど動かないので、これも犬や猫のように日中スキンシップするのは難しいです。
ケージに入れて飼うことになりますが、必ず隠れ家となる小屋を設置してあげます。
床材を入れて足が怪我しないようにもしますが、ニオイに敏感な生き物なので、床材の香りには注意しましょう。
広葉樹のマットがおすすめあり、このマットはトイレの役割も果たします。
日本で飼うなら、やはり冬の温度管理を注意しないとならず、冬になったらヒーターなどでケージ周辺を温めてあげます。
また夏は暑すぎても良くありませんので、冷房などを使って暑い日は気温を下げてあげましょう。