女子大生のデザインセンスがすごい
Apple Watch(アップルウォッチ)が発売して以来、体に身につけて使うウエラブル端末の人気が急上昇してきていますね。
ですがこれまで多くのメーカーから出されているウエラブル端末というのは、機能面はともかくとしてデザイン的に今ひとつのものが多く、最もデザイン的に優れているとされているApple Watchでさえ一般的な女性がファッションと合わせて持ち歩くにはちょっとというふうな印象です。
iPhoneの爆発的な流行を支えたのは女性ユーザーの増加であったこともあり、今後ウエラブル端末を一般的にしていくためには女性にとって使いやすいデザインの製品を作れるかどうかということは大きなポイントになってきます。
そこで現在端末メーカーで進められているのが女性デザイナーたちによる、「女性が使いたいと思うデバイスとは?」という研究です。
先日には現役女子大生から募ったデザインでモデルを作るというイベントも開催され、そこでは従来の概念を飛び越えるようなすぐれた端末の姿を見ることができました。
女性が考える「身につけたいデバイス」とは
アップルウォッチ、スマートウォッチというのは画面を見て操作をするという特性から腕に付ける部分が大きくなってしまい、それが男性用時計のようなゴツさを作ってしまうことになります。
画面が大きな時計を太いバンドで止めてしまうと女性向けではないデザインになってしまうことから、どんなふうに身につけるかということにはかなりの工夫が見られていました。
まずウェラブルデバイスの画面をクリスタル状にカットをして、宝石のような見た目にしてしまうという方法が提案されていました。
さらに時計バンドを細身にしたり、チェーン型にするといったものもこれまでにない工夫となっています。
また腕に巻くという概念をいっそ捨ててしまい、スマホでのストラップにしてしまったり、懐中時計のように蓋をつけてネックレスにしてしまうというアイディアも目立ちました。
他にもバングル型にして画面とバンドを一体にしてしまったりベルト部分をシュシュにしたりといったようなものもあり、女性の持つ感性の広さを実感できた展示会となっています。
今後こうした女性が自分から付けたいと思えるウェラブルデバイスが本当に製品として登場してくるかもしれませんね。