化粧品のイメージ

化粧品のイメージ

化粧品の価格はほとんどが広告費

既によく知られていることですが、私達がお店やネットで購入することができる化粧品や美容用品の価格の多くは広告費によって決まっています。

最近はプチプラコスメブームもあって、高い化粧品ブランドのものではなくあえて100均やコンビニで購入できる化粧品を愛用する女性も増えてきていますが、実際にそうした安い化粧品を使ってみても想像していたほど粗悪ではないということがわかります。

確かに大手化粧品メーカーの品の中には長年の研究や市場調査によって綿密に作られた高級品もありますが、それでも材料原価としてかかる費用は全体の価格から見ればほんのわずかなもので、残りの大半はすべて広告として制作費に回されるお金です。

ただ、それじゃ安いのも高いのも中身はほとんど同じなんだし、どっちを使ってもかわらないかというとそうとも言い切れない部分があります。

なぜならメイクをするときに重要になるのが、それをどんなふうに使うかという「イメージ」だからです。

化粧品イメージがメイクの出来を左右する

化粧品にイメージが大事というのは、大手百貨店などの化粧品売場フロアを歩けばすぐにわかります。

化粧品関連の製品はほどんどの場所で一つのフロアにまとめて置かれていますが、その空間はとても華やかでその場にいるだけでなんだか自分もみるみる綺麗になっていくんじゃないかというふうに思えてしまいます。

美容部員として働かれている女性たちも、その時期に最も人気のある女優さんやタレントさんに非常によく似たメイクをしていたりして、その製品を使えば自分も同じような顔になれるのではないかというふうにも感じられます。

実はこの「なれるかも」という気持ちこそが化粧品販売におけるキモなのです。

夢を売るというとちょっとおかしな言い方ですが、そのメイク製品を使うということで、自分もそのイメージ女優さんに少し近づいたように感じることができるので、その自信こそが本人を輝かせる大きな要素になってきます。

案外この気持ちというのは女性にとって重要で、いくらキレイにメイクをしてもそこに自信が備わっていないと意外に目立たなく、地味な印象になってしまいます。

プチプラコスメは自分のメイクに自信が持ててから

そういった意味で言うとプチプラコスメのような安価で手軽なメイク製品というのは、イメージがあらかじめついているものではないので、どのように使うかというのは本人次第ということになります。

メイクに既に十分に慣れており、自分のキャラクターに合ったメイクを十分にできるという人にとってはむしろ既存の女優さんなどのイメージは邪魔なものになりますので、ノーブランドでも肌質にあったもので選びたくなるものです。

これから初めて化粧をするという人がいきなりプチプラを購入するのはあまりおすすめできません。

まずは自分はどういった系統のメイクが似合い、どんなファッションにしていきたいかということを考えて化粧品は選びたいですね。