冬場の冷えは体の中から対策
女性にとって冬場の大きな悩みとなるのが「冷え」です。
ずっと温かい室内にいれればよいのですが、教室の中が寒かったり移動時間が長かったりすると、体の芯から冷え切ってしまいます。
女性の場合男性と比較して筋肉量が少ないので体内で熱を発生させにくく、冷えやすい体質となってしまうことがよくあります。
しかも女性の体は冷えによってバランスを崩しやすく、ずっと体が冷えた状態が続くと肌質が悪くなったりホルモンバランスが崩れて生理不順が起こったりとよくない影響ばかりが出てしまいます。
外気の寒さは自分の力ではどうしようもないことですから、少しでも体を冷やさずにすむよう普段から対策をしていくことが大事になります。
防寒具やカイロなども有効な対策ですが、一番大事なのは「冷えにくい体を作る」ということに尽きます。
代謝アップで冷えに強い体を作ろう
冷えに抵抗力のある体を作っていくためにまず最初に心がけたいのが代謝アップです。
代謝とは簡単に言えば体を構成する細胞が入れ替わるスピードを早くするということなので、体全体をめぐる循環を早めることでできるようになります。
代謝力を高めるために一番有効なのが「体を内側から温める」ということです。
具体的にはショウガや唐辛子のような体の中からぽかぽかするような食材のものを食べたり、温かいお風呂に入ってじっくりと汗をかくといったことが方法として挙げられます。
また運動を継続的に行うということも体内をめぐる酸素や血液の循環を早くするので、運動をしていない時でも代謝の状態のよい体を作ることができます。
手軽にできておすすめなのが生姜湯をできるだけ毎日飲むようにするという方法で、しょうがパウダーなどで作ったものをお茶代わりに飲むようにすればそれだけで自然と体が温まりやすくなってきます。
ただし注意をしたいのがショウガという食材は熱を加えて摂取をすると体を温めてくれますが、生のまますりおろしたものや刻んだものを食べると反対に体を冷やす効果となってしまうということです。
間違った方法を続けないように、まず代謝アップ方法についてはしっかりと科学的根拠のある確実なものを実施していくようにしましょう。
寒くて眠れない夜にしたいこと
女性が冷えを強く実感する瞬間の一つが寝る前です。
眠ると人の体温は起きているときよりも下がるという性質を持つので、眠る前には余計に寒さを感じやすくなってしまうのです。
寒くて眠れない、眠っても浅くてすぐに目が覚めるといったことがあると、不眠からくる肌荒れや体調不良を作り出してしまいます。
寒い夜でぐっすりと眠るためには、まず寝る前にしっかりと布団を温めておくということと、寝る前に軽く運動をするということがおすすめです。
電気毛布や湯たんぽなどを寝る数分前に入れておくだけでもかなり温まるので布団に入ってからガタガタと震えることがなくなります。
また寝る前の運動として、軽くストレッチをしたり筋トレなどで少し汗をかくくらいの状態にしておくと血行がよくなり体が温まったまま寝付くことができます。